ヤングケアラーとは
団塊世代が75歳以上となる2025年には、介護が必要な高齢者は716万人(65歳以上高齢者の20%)に上ると推定されています。急速な高齢化の進展とともに、介護を必要とする人が年々増え続けていくのは避けられない状況です。
そんな中、現在「ヤングケアラー」の存在が注目されています。「ヤングケアラー」とは、要介護状態の家族のために大人が担うようなケアの責任を引き受け、家事や家族の世話、感情面のサポートも行っている子どもや若者のことです。
現在、晩婚化や35歳以上の初産の増加などの影響により、子どもが成人を迎える前に親が病気などで倒れ、要介護状態になるというケースが増えています。そのとき、もし両親のどちらかが離婚・死別によりいない、あるいは仕事などで忙しい場合、子どもが介護を担わざるをえなくなるのです。
また、要介護状態の祖父母世代と同居している場合、親世代が仕事で忙しくて介護負担を担いきれず、代わりに子ども世代がケアのサポートをする・引き受けるという状況も増えています。
家族の介護により、友人関係が希薄になりがちで孤立してしまう、あるいは進学や就職を断念せざるを得なくなってしまう、といったケースが頻発しており、ヤングケアラーをめぐっては、近年その問題性が強く指摘されているのです。
ヤングケアラーの実態調査(厚生労働省)
埼玉県
「県ケアラー支援条例」
介護などを担う18歳未満をヤングケアラーと定義している。
「Yancle(ヤンクル)」
私にも長年の親の介護の経験があります。家庭の負担で心身ともに疲れている中で、仕事のことまで1人で考えるのはとてもお辛いですよね。会社にも、家族にも、友達にも、相談しづらい状況かと思います。
だからこそ、プロとして、同じ境遇の仲間として、全力であなたをサポートさせていただきます。ひとりで悩まずに、お気軽にご連絡ください。