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【依存症】ゲーム依存症・ゲーム障害について

 

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依存症(ゲーム)

 

 

 

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ゲーム障害

 「依存症は回復します」

しかし、その道のりは短くはありません。依存対象を使わない日々のなかで顕著になる自身の「生きづらさ」に向き合う必要があり、もしかすると自身の生き方そのものを変える必要が出てくるかもしれません。その道のりを一気にではなく、「ステップバイステップ(一歩ずつ)」の気持ちで進むことで、やがて心身の健康だけではなく、依存対象に出会う前よりもっと素晴らしい生き方を手にすることだって可能になるのです。それが、私たちワンネスグループの経験です。

依存対象を使わずに、健康的で充実した生活を送り続けることを、私たちは「マイナス10からプラス10への回復」と呼んでいます。

「回復」の定義に以下の5つを加えて考えています。

1回復はプロセスであって、できごとではない

1クリーン(依存対象をやめ続けること)を目指すほとんどの人が、一度は失敗している1回復は簡単ではない

1回復は「生物的」「心理的」「社会的」「霊的(スピリチュアル)」な面からなる1回復とは「自分のケアをしっかりと行う」こと

依存症回復8つのポイント

  • POINT 1

    「治療共同体メソッド」に基づいた
    効果のある施設生活

    治療共同体とは、依存症回復の根幹となる手法。回復を目指す方がともに規則正しく健康的に共同生活を送り、段階が進んだ人が、新しく入った方を仲間として導きサポートします。ワンネスグループはこの手法を確立したアメリカ・アリゾナ州にある『アミティ』を手本とした依存症回復支援施設です。

  • POINT 2

    依存の背景にある「生きづらさ」を
    深く見つめる良質なプログラム

    依存症回復支援の先進国である欧米には、高い効果が実証されているプログラムが豊富にあります。ワンネスグループでは海外よりプログラムを導入し、日本の文化にあわせてオリジナル化して提供。依存対象から離れて、自分自身を見つめ直します。さらに、再発を予防するプログラムも提供。施設利用後の生活に役立ちます。

  • POINT 3

    社会復帰を目指して
    包括的支援を実現

    依存症回復の最終目標は、依存対象を使わずに仕事や日常生活を続けて行くこと。その方の能力を活かした仕事に就いて自立を目指します。ワンネスグループでは仕事をしながら回復を続けるためのサポートを提供。また回復後、カウンセラーやコーチとして資格を取り、全国の当グループ施設スタッフとして働くことも可能です。また、就労に向けた練習の場も用意しています。

  • POINT 4

    弁護士を通じて
    司法サポートに対応

    依存症が原因とされる刑事手続きにおいて、法的な立場からの手助けを行う「ダイバージョンセンター」をワンネスグループでは設置しています。弁護士とグループスタッフが連携してサポートしています。入所後に向き合わなければならない法的問題(金銭、仕事、家庭など)にも相談に応じています。
    ※各施設は法務省自立準備ホームの登録を行っています。

  • POINT 5

    インタベンションによる早期介入

    依存症もほかの疾患と同じように「早期発見、早期対応」が大切です。しかしご家族の説得を当事者が受け入れないなど、話が進展しづらい場合もあります。依存症問題を抱えるご家族と当事者の間に第三者として話合いに加わり、回復へと導くのがインタベンションです。ご家族からのご相談を受け、インタベンションに伺い、多くの方を回復へと導いています。

  • POINT 6

    本人と同じように家族を支援

    依存症で苦しむのはご本人だけでなく、まわりのご家族も同じです。私たちは依存症で傷ついたご家族を支援します。家族会を結成し、同じ悩みを持つ方々で関係性を築き、ともに回復を目指しています。また依存症の親を持つ子どもたちのケアや予防啓発にも力を入れています。

  • POINT 7

    世界の支援団体と連携

    欧米にはギャンブルやアルコール依存症に関するさまざまな団体があり、回復支援のプログラムも豊富で、専門家も多く活躍しています。SPJではICCE(国際アディクション専門職認定教育センター)やIGCCB(国際問題ギャンブルカウンセラー認定委員会)などの団体と関係を結び、その優れたプログラムを日本に導入、交流を行っています。

  • POINT 8

    通所プログラムを提案

    休職や休学して施設に入所することが困難な方のために、施設に通いながら回復支援を受けるプログラム(週末通所コース)を導入しています。また状態によっては単にギャンブルを断つだけでなく、節制することで状況の改善を図るプログラムも考案しています。

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ゲーム依存に悩んだらすぐに相談(相談支援)

 

いつでもどこでもインターネットにつながる現代社

家庭や学校、職場で、街角で、電車やバスの中で…。
多くの人は、一日のうちかなりの時間、パソコンやスマートフォンを通じてインターネットとつながっています。
情報にアクセスしやすく、コミュニケーションも簡単に、暇つぶしのツールもすべて手元に収まったのは時代かもしれません。しかし、その一方、情報に押し流され、孤立し、生活のほとんどをインターネットの中での活動に費やす人が見られるようになり、それに伴う問題が浮き彫りになってきています。

細分化されるインターネットゲーム依存症

インターネットゲーム依存症とは、さらにいくつかの細かな対象に分かれます。パソコンやスマートフォンを使って検索サイトや動画サイトを見ること、facebook、LINEやInstagramなどに代表されるSNS(コミュニティ型の交流サイト)を使うこと、オンラインゲームのサイトで楽しんだり、アプリをダウンロードして遊ぶ…など。
これら様々な行為に、ひとつあるいは複数に過度にのめりこむことで、自分をコントロールできなくなり、結果として、家族や周囲の人たちを傷つけ、社会生活が送れなくなってしまう状態を「インターネットゲーム依存症」言います。

どうしてインターネットに依存するのか?

インターネットゲーム依存症の状態が進行することにより、生活サイクルが狂うことで自身の健康、学業や仕事に影響を及ぼし、不登校や出勤拒否などに至るケースも少なくありません。
また、家庭内(親子間や夫婦間)の衝突や暴言、暴力に至ることや、過度な課金に絡む金銭問題の発生、さらには犯罪に巻きこまれる・巻きこむなど、思いもよらぬ問題が発生することもあります。
サイトを見る、ゲームを楽しむなどで得られる刺激や高揚感などを脳が「報酬」「良いもの」と認識することで、娯楽や気分転換になる方が多くいます。
この脳の動きについては、ギャンブルのような行為に対する依存(行為依存、プロセス依存)だけではなく、アルコールや薬物のような物質依存にも共通しているという指摘もあります。

その一方で、依存症者や依存の傾向の高い方は、自身の苦しい生き方や、こころのなかに生じるネガティブな感情(ワンネスグループでは、生きづらさ・生きづらい感情と呼んでいます)の対処手段として、サイト閲覧に耽ることやゲームの刺激や高揚感を欲するようになるので、次第にコントロールが効かなくなり、問題が生じてもやめられず、余計にしたくなるという状態に陥るのです。ですので、インターネットゲーム依存症は「(脳の)病気」という表現もできれば、「こころの問題」という見方もできます。

なお、インターネットゲーム依存症は、ワンネスグループが使用している表現です。
2019年5月に世界保健機関が国際疾病分類(ICD)のなかで新たな病気として「ゲーム障害(ゲーム症)」を盛り込むことを決定。アメリカ精神医学会の基準(DSM)では、「今後の研究のための病態」として公式には精神疾患とはされてはいないものの、「インターネットゲーム障害」を取り上げています。

 

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