生きるは作業のつみかさね

作業をすれば元気になれる!作業療法ノススメ。

働くことは生きること。要介護者と助ける住民。

山口県防府市(ほうふし)

ほうふの町

時代とともに変わるまち『ほうふ』

ほうふの名前は、飛鳥時代律令制のもと周防国国府が置かれたことに由来します。条里制により土地が方格に区切られた跡が、防府平野の北側の広い範囲に残っています。

 

防府天満宮の門前市、さらに山陽道の宿場町として宮市(みやいち)は発展しました。この通りには今でも高い建物は少なく、市の史跡に指定されている建物や庭が当時の名残をとどめて保存されており、レトロな雰囲気を醸し出しています。

hofunomachi_hs1.jpg#asset:1517防府天満宮の表参道hofunomachi_hs2.jpg#asset:1519宮市の街並み

 

ほうふは江戸時代から干拓で土地を拡げ、そこで行われた製塩業は『東の赤穂(あこう)、西の三田尻(みたじり)』と言われるほど有名になりました。その跡地には、昭和40年代から大規模な工場が進出し、西浦(にしのうら)から三田尻港に至る一大工業地帯を形成しています。

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三田尻塩田記念産業公園
hofunomachi_hs4.jpg#asset:1521西浦から三田尻に広がる工業地帯

 

市の中心にあり桜の名所である桑山(くわのやま)に登れば、防府市内が一望でき、ふるさとほうふの全景が見渡せます。

hofunomachi_hs5.jpg#asset:1514桑山からの景色

 

山と海に囲まれ豊かな自然の中にあるほうふは、古い家と新しい家が新旧渾然一体となってまとまりのある景観を保っています。

visit-hofu.jp

 

 

共助

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山口県防府市の共助

共助とは

"共助"(きょうじょ)とは、文字どおり、共に助け合うということです。
よく、「自助」「共助」「公助」といわれます。

  • 共助の関連図

「自助」

困ったことが起きた時、一人ひとりが最大限努力をし、解決に努めること。

「共助」

自助で問題が解決できない場合に地域の人々など周囲が支えること。
つまり、「地域や仲間、みんなで助け合う」こと。

「公助」

共助でも問題が解決できない場合に、公的な仕組みが支えること。

なぜ今"共助"なの?

我が国は世界にも類を見ないスピードで高齢化が進行しています。埼玉県はそのスピードが全国一速く、平成27年には4人に1人、平成47年には3人に1人が高齢者(65歳以上)という社会になると予測されています。

埼玉県は、進学や就職のために他の地域から移り住んだ人が多く、それに伴い都市化が進行しました。地域とのつながりが薄い高齢者が増加し、地域における人間関係の希薄化や地域コミュニティの弱体化が懸念されています。
加えて、生産年齢の人口の減少により、社会経済活動に関わる人口は減少しています。こうした中、孤立死孤独死など、身近な地域で様々な問題が既に発生しています。

地域社会が健全に維持・発展していくためには、県民、NPO、事業者など地域社会を構成する様々な主体が力を合わせて、地域の課題を解決する共助の取組が求められています。 

共助とは - 埼玉県共助の総合ポータルサイト 埼玉共助スタイル

 

要介護者が〝働く〟 自治会はボランティア

山口県防府市には、要介護の高齢者が〝働く〟介護事業所もあれば、高齢者の困りごとを解決する地区の自治会もある。介護の受け手も支え手も、できることに携わり、助け合う試みが始まっている。新しい「共助」の一端をお伝えする。

デイサービス「WORK ON南」で製作されている「HAIZAI多肉ポット」。道の駅などで販売される

■働くデイサービス

高齢者が通いで1日を過ごすデイサービス事業所「楽さん家WORK ON南」。要介護2の男性(65)が、はさみを使って器用にラベルを切り取っていた。

洗った空き缶にラベルを貼り、多肉植物を植えたら、「HAIZAI多肉ポット」の完成。道の駅や地域のイベントで1個500円で販売する。

「楽さん家WORK ON南」は〝働くデイサービス〟だ。デイサービスにつきものの入浴も、食事も、レクリエーションもない。利用者は商品の制作や、簡単な農作業や草取り、情報誌の配達などに携わる。売り上げは、利用者に謝礼として支払われる。

男性と一緒に作業をしていた管理者の岡将太さん(27)は「けがをしないよう、体調を崩さないよう、気をつけている。利用者から『楽しい』と言ってもらえる作業を増やしたい」と話す。

森泰樹事業部長(40)も、「職員が少し手伝えば、できることはたくさんある」と口をそろえる。昼食は出ないが、みんなで弁当を買いに行ったり、外食に出たりする。食べたいものを選ぶ、自分でお金を支払うといった「日常」を大事にしている。

働くだけでなく、ボランティアにも携わる。防府市が実施する介護予防教室で、利用者の要介護者が会場準備を行っているのだ。市高齢福祉課の中村一朗主幹は、「要介護の人が(自分よりも)介護度の軽い要支援者を介助する全国でも珍しい光景」と胸を張る。

若宮自治会が新設したごみステーション。内田元夫自治会長は「地域のことは自分たちで、という意識を持つことが大事」と語る

自治会も積極関与

地域の困りごとを解決するネットワーク「ほうふ・てごネット」では、自治会やボランティア組織が活躍する。ケアマネジャーやヘルパーが、高齢者の困りごとに気づくと、てごネットに解決を依頼する。「てご」は地元の言葉で「手助け」を意味する。

同市若宮地区(81世帯)の自治会は、民生委員から「足が悪いお年寄りがごみ捨てに行けない」と聞いて、高齢者のごみ捨てを手伝い始めた。

自治会長の内田元夫さんは、「若宮は以前は、『おってかのう(いるかな)』と、いきなりドアを開けてしょうゆを借りにくる地域だったが、今は家族が入院しても、近所には黙っている人が多い」と地域のつながりが薄れていることを懸念する。

一方で、地域全体も高齢化しているから、助けられる側だけでなく、助ける側にも目配りする。ごみステーションは当初、地区の両端にしかなかったが、ごみ出しが苦にならぬよう、地区中心部にも増設した。

「92歳の男性が話し相手を求めている」との依頼があったときは、依頼主のほか、70~90代の6人を集めて「若宮語り部会」を立ち上げた。認知症の人が語る昔話は郷土の歴史だ。市職員らが書き留めてくれた。

内田さんは「自治会が、人の役に立たなかったら、存在する意味がない。遠くの親族より近くの他人です」と話している。

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