生きるは作業のつみかさね

作業をすれば元気になれる!作業療法ノススメ。

【障害者雇用】障害者雇用を企業が強化している。

障害者雇用促進法の改正で4月から雇用割合や範囲が拡大されたことを背景に、障害者雇用に積極的に取り組む企業が注目されている。ハンディキャップのある人でも特性に配慮して働き方を工夫、能力を発揮して重要な役割を果たしている企業が見られ、改革の先行事例になっている。

 

 

 

 ◆手作業に手応え


 障害者雇用促進法は、企業に一定数の障害者雇用を義務付ける法律。法定雇用率が2・0%から2・2%に引き上げられ、対象となる障害者の範囲も広がった。

 ハウス食品グループのハウスあいファクトリー(大阪府東大阪市)は、
同市の工場で、香辛料の袋詰めや瓶詰めなどを手掛けている。百貨店などで販売される上級品だ。
 

弊社は、2009年12月に、ハウス食品グループとしてより一層の障がい者雇用への取り組みを目指し、現在の東大阪市渋川町にハウス食品東大阪工場で行っていた袋スパイス製品の製造を事業移管し、設立しました。2010年4月には、ハウス食品グループの特例子会社として認定を受けました。
ハウスあいファクトリーは、障がい者が多数働く中で、障がい者と健常者が一体となって”ものづくり”を行っていることが大きな特徴であり、誰もが働きやすい職場環境づくりを行うこと、食品生産工場として品質にこだわり安心・安全の製品をお届けすることを目標に取り組んでおります。
誰もが安全に、間違いなく作業できるように工夫したり、日頃から密にコミュニケーションをとることは働きやすい職場になるとともに、生産工場としての安全性を高めます。また、食品生産工場として品質保証や欠品ゼロといった目標にこだわりをもつことが「責任ある仕事を行っている」という働きがいに繋がります。生産工場としての日々の活動のレベルアップを図るなかで、働きやすい職場づくりを行っていきたいと考えております。
今後も少しずつ、ハード、ソフト両面の充実を進め、社名の由来である3つの”あい”、「愛情、ふれあい・助け合いにより、みんなから愛される会社」を目指してまいります。

 

house-aif.co.jp

 

「不良品は注意して廃棄して」「原材料の唐辛子が足りなくなるから持ってきて」
 聴覚障害者が多いため、会話は手話や筆談が中心だ。ラインの稼働状況を示すランプは一般的な工場よりも多めに設置している。

 

 同社は平成21年、障害者に働きがいをもって仕事をしてもらうことを目的に設立された。半数以上が障害者だ。長く勤務することで技能を習熟、雇用する側にもメリットがある。

 

袋詰めは機械作業が目立つが、多品種少量生産の同工場では人手による作業が必要になっている。働いている障害者は「できるところまでやり切ったと、手応えがある。お客さんに自分が関わった商品が届くのはうれしい」と話していた。
 

 

◆生産方式切り替え


 ソニー・太陽(大分県日出町)はソニーの子会社で、昭和53年に創業者の井深大氏が中心となって設立、40年の実績を持つ。高音質の「ハイレゾ」に対応したマイクロホンやプロ用のマイク・ヘッドホンセットなどを手掛けている。社員約170人のうち、6割以上を障害者が占める。

企業理念
ソニー・太陽株式会社は、

「世に身心障がい者はあっても、仕事に障害はありえない、
身障者に保護より働く機会を」

社会福祉法人太陽の家創設者 故 中村 裕(ゆたか)博士

 

障がい者だからという特権なしの厳しさで
健丈者※の仕事よりも優れたものを、という信念を持って」

ソニー株式会社 ファウンダー 故 井深 大


ソニー・太陽は二人の創設者の遺伝子を継承し、働く障がい者トップランナーを目指します。

※ 障がいがなく「丈夫」な人はいるが、「常に」健康な人はいないという井深の考え方を踏まえて表記したもの
トップメッセージ
多様性を生かして進化し続ける。
ソニー・太陽株式会社は、ソニー株式会社の特例子会社として障がいのある方を多数雇用し、ソニーグループにおけるマイクロホン基幹工場として日々もの造りに励んでおります。
初代社長を務められた中村裕博士は「世に身心障がいのある方はあっても、仕事に障害はありえない」というお言葉を
また、設立に尽力したソニーの創業者である井深大は「障がいのある方と言う特権なしで、健丈者より優れた品質の製品を造りましょう」というメッセージを残しました。これらは私たちにとって 『普遍の理念』であり、私たちは、二人のこの創業理念を大切にしながら脈々と受け継ぎ、今日に至っています。
その原動力となっているのが『多様性』です。
当社では障がいのある社員も障がいのない社員も一丸となって働いています。
ただ、同じ障がいであってもその人によって特徴が違うように「障がいのある社員」と一括りにはできません。
それは「障がいのない社員」にも言えることです。
この多様性こそ私たちの強みであり、それを最大限に生かすことで進化し続けていけるのだと考えています。 また、社員一人一人もものづくりはもちろん、世の中の動向に高いアンテナで反応できる意識を持っています。 ものづくりへのこだわりと世の中の状況に柔軟に反応しながら、私たちは進化しつづけていきます。

ソニー・太陽株式会社
代表取締役社長 盛田 陽一
故 中村 裕(ゆたか)博士について
リハビリテーションの医師だった中村博士は、障がい者の自立と社会参加を目指して、1965年に社会福祉法人太陽の家を創設します。その博士の意志と、各企業の創業者たちの意志が共鳴し、共同出資会社を作っていきます。
また中村博士は、1964年東京パラリンピックにて日本選手団団長を務め、大分国際車いすラソン大会を開催するなど「障がい者スポーツの父」として、仕事を通じての自立とスポーツに情熱を注ぎました。
太陽の家(故 中村博士について):http://www.taiyonoie.or.jp/about/docter

 

 一人一人の特性に合わせ生産方式を選択しているのが特徴だ。ある社員は組み立てなどで高い技能を持っていたが可動範囲が限られ、周りの社員との連携が難しかった。
 そこで1人で1つの製品を仕上げる生産方式に切り替え、活躍している。培ったノウハウはほかの部署でも応用、グループ全体での活用も進められている。
 社員からは「一人の社会人、エンジニアとして扱われ、やりがいを感じる。厳しいが、応えたいと思う」との声が聞かれた。

 

 

ハンディのある人に積極的に声かけ 宇都宮の中古タイヤ店、従業員の7割占める

 

障害者や外国人といったハンディを抱えて就職が難しい人たちを積極的に雇用している、宇都宮市の中古タイヤ・ホイール専門店「アップライジング」。従業員約70人のうち7割を占め、元薬物依存者もいる。斎藤幸一社長は、「他人の幸せが僕の幸せ。“きれいごとで動く会社”でありたい」との信念で、全国から視察も相次ぐ。
 元プロボクサー。24歳で引退後、家族と廃品回収業を始め、アルミホイールを扱ったのがきっかけで今の仕事に。創業した平成12年に比べ、売り上げは約4倍に伸びた。
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 東日本大震災の被災地支援で宮城県に入り、被災者に炊き出しをした経験が「困っている人を助けたい」という思いを強めたという。
 ボランティア活動を重ねて障害者施設関係者と出会い、就職が難しい人たちの事情を知った。失敗が多く、採用されても解雇されることがしばしばと聞き「うちで働いてみますか」と申し出た。
 語学留学の傍らアルバイトをしていた外国人には、就労ビザ取得を世話して正社員に迎えた。別の外国人技能実習生には、近く進出予定のベトナムでの戦力にしようと技術を教え込んでいる。