もともとメニエール病発症して間もなくの頃、難聴の程度がころころ変わり、めまい発作もいつ来るかびくびくしていた。
精神科や心療内科の特徴通り、初診の予約がなかなか取れずに、発症一か月後にやっと受診できたことを覚えている。
作業療法士という仕事柄、精神科医療とは親和性がある方であるが、早めの受診は知っていたし大切であるが、すぐに受診はできなかった。
あれから5年。ずいぶん落ち着いた。
落ち着いていた。過去形。先週までは。
3月6日(金曜日)卒業式の後の学生との飲み会。
ビジネスホテルで一泊。
3月7日(土曜日)は朝一番で帰宅した。
「子供たちはばーばのところに泊まっているからゆっくりでよい」と妻からのライン。
ありがとう。
当日、夜。久しぶりに夫婦2人の時間。
一緒に寝たかったが、一足先に寝室に行った妻が、ドアの向こうで楽しそうにライン電話していた。
かわいらしい声。乙女?
「ぎゅーってしてくれてうれしかった」
「ちゅっ」てしてくれたよね、キュンってしたよ♡」
「またしてね」「またしてね」
まじか!!
妻が不倫している。
眠れなくなったよ。ご飯食べたくないし。
頑張ることができなくなった。
どうでもよくなった。
マジか!!
よりによって、うちの妻が!
ドキドキ。ソワソワ。眠れないぜ、デパスもきかない。
作戦考えなきゃな、どうしようかな。
心療内科の主治医は「白なのか黒なのかをはっきりしないとね」。
不倫しているのではないかという疑念がある状況だから。
ストレスフルな今日は43歳誕生日。人生の折り返し地点。
妻が手紙くれたよ。
「大丈夫」だって。
そりゃあんたは大丈夫だろうよ。(言わないけど)