自分の目や手足の代わりに遠隔のロボットを動かす。
遠隔操作でロボットを動かすことで、働いたり、学習したり、買い物をしたりできる未来はすでに到来している。
分身ロボットの開発が急速に進み、宇宙開発や商業利用、さらには学校教育や病院診療などの支援として活用が期待されている。
読売新聞で紹介されている。
下記にまとめる。
人間型分身ロボット
読売新聞では東京のベンチャー企業が紹介されている。
「テレイグジスタンス」
下記は研究者の情報↓。
ホームページを見てすぐに理解できた。
本格的に研究されている会社だと。
スタッフである東京大学名誉教授のページ↓。
研究内容も本格的。
バーチャルリアリティ
バーチャルリアリティの「バーチャル」が仮想とか虚構あるいは擬似と訳されているようであるが,これらは明らかに誤りである.
バーチャル (virtual) とは,The American Heritage Dictionary によれば,
「Existingin essence or effect though not in actual fact or form」
と定義されている.つまり,
「みかけや形は原物そのものではないが,本質的あるいは効果としては現実であり原物であること」
であり,これはそのままバーチャルリアリティの定義を与える.
テレイグジスタンス
テレイグジスタンスとは
Susumu Tachi: Telexistence 2nd Edition, World Scientific, ISBN 978-981-4618-06-9, 2015.
テレイグジスタンス (telexistence) とは、人間が、自分自身が現存する場所とは異なった場所に実質的に存在し、その場所で自在に行動するという人間の存在拡張の概念であり、また、それを可能とするための技術体系です。
テレイグジスタンスを用いると、自分自身の分身ロボットであるアバターを用いて遠隔の場所に存在したり、コンピュータが創成した身体であるバーチャルヒューマンをアバターとして、コンピュータの創成した情報空間に存在したり、また情報空間を介して、実空間に存在したりすることが可能となります。
同社の名前そのもの。
遠隔操作にて分身ロボットを操作し、コンビニエンスストアなどの商品陳列などの仕事を行う研究を行っている。
触原色
汎用的な方法で計測・伝送・提示可能な情報メディアとしての触覚
現在の視聴覚メディアは、基本的に視聴者の身体運動を伴わない受動的なメディアです。現在、視聴覚のみを伝える受動的なメディアの発展は飽和状態にあり、その限界も見え始めています。そのようななか、現在の視聴覚メディアを革新的に進展させる新しいメディアが世界中で追求されつつあります。従来の視聴覚メディアをインタラクティブな能動的な視聴覚メディアに発展させることに加え、更に根本的に変革して、バーチャルリアリティやロボットなどを用いた能動的な身体運動をともなう 「身体性」に基づく革新的な情報メディアを生み出して行くことが求められているのです。
難しい定義ですが、分身ロボットが感じているであろう感覚を、操作者である人間も触知できる、感じることができるということと理解できる。
会社のテクノロジー
TELEXISTENCE社は、量産用プロトタイプ「Model H」を開発しました。この製品は、TELEXISTENCE®テクノロジー、VR、通信、クラウド、ハプティクス技術を活用した遠隔操作技術が搭載されております。商品化に向けて、使いやすさと耐久性、起動時間の短縮、機械・ソフトウェア設計、クラウド基盤を一層改善しております。
ANAホールディングスと三越伊勢丹
ロボット専用の店舗を期間限定でオープンした。
下記は人類の歴史を振りかえりテクノロジーの進化の方向を提案している。
かっこいい。
オリイ研究所
学習も就労も実践している。
OriHime-D
OriHime-D(オリヒメディー)は、テレワークをしている人が遠隔で接客やものを運ぶなど、身体労働を伴う業務を可能にする、全長約120cmの分身ロボットです。日本財団さま・ANA AVATARさまの協力の元で開発されました。
OriHimeと同様にカメラ・マイク・スピーカーが搭載されており、インターネット経由で操作できるだけでなく、前進後退・旋回の移動能力があり、上半身に14の関節用モータを内蔵しています。簡単なものをつかんで運ぶことができるほか、自由なモーションを作成してボタン操作で再生する機能も実装されています。
これにより、カフェでの接客やビル内での案内、作業現場を見回りながら指示を出すなど、身体を動かす必要のある業務のテレワークが実現可能となりました。
2段目の3つの画像は、2018年11月26日にオープンした 第1回 分身ロボットカフェ「DAWN ver.β」の様子です。
現在オリィ研究所では、このOriHime-Dのさらなる可能性を探るべく、共同での事業開発・研究等が可能な企業・研究機関を広く募集しています。実現できるコミュニケーション
外出が困難な人でも、分身テレワークによって働き、社会の中で役割を持つことができる。使用シーンの例
・育児や介護、身体障害などで外出が困難な人が、分身テレワークでカフェの接客をする。
・OriHime eyeと接続することで、寝たきり状態の人が遠隔操作で身体労働を実施する。
・遠隔地での業務指導を、OriHime–Dで実際に現場を移動しながら行う。
寝たきりの先へ行く
kubi
続々と活躍している。