家族や友人が、がんと診断されたときには、どのように接したらよいのだろうか?
どのように支えたらよいのだろうか?
まずは、患者の気持ちを受け止めることが重要だと言われている。
同じように不安を抱える、患者の家族への支援も求められている。
安易な気休めや励ましは逆効果と知る
乳がんと診断された40代女性。
ある友人に手術したことを話した。
友人の反応
「つらい時は話してもいいんだよ」
と言ってくれた。
「再発が怖い」と打ち明けると
「悪いことだけを考えちゃダメ」
「いいことに目を向けなくては!」
と言われた。
「元気な人にはわからない薄い壁があるように感じてしまった。」
その友人とはその後疎遠になってしまった。
温かさを感じた言葉
一方、学生時代からの友人は、
「本当の気持ちはわからないけれど、これからも一緒にいっぱい旅行したい。元気になってほしい。」
と伝えてくれた。
温かさを感じた。
逆効果な対応の例
余計な詮索はしない。
不正確な話も×。
自分の価値観を押し付けない。
安易な励ましもいけない場合が多い。
・「前向きに」
・「弱気になるな」
・「もっと頑張れ」
がんになる前の生活について聞く。
根拠のない気休めや励ましは厳禁。
満足感のある対応についての考察
一概に「これを言えば満足する」という言葉はない。
共感的な対応が大切。
・じっくり話を聞いてくれた
・一緒に不安を分かち合ってくれた