生きるは作業のつみかさね

作業をすれば元気になれる!作業療法ノススメ。

【マギーズ東京】自分の人生を確認する作業が必要ながん患者の相談室

 がんを告知されたが医師に何を聞けばいい? 治療以外のことは誰に相談しようか-。さまざまな悩みを抱えるがん患者や家族がいつでも立ち寄り、相談できる場として「マギーズ東京」(東京都江東区)が知られている。

マギーズ東京

 

スタッフが目指すのは「医学に詳しい友人」のような存在。

多い日は10人以上が来るという相談室。

 

がん患者が自分の人生を確認するための作業を共に行う相談室について下記にまとめます。

 

 

マギーズ東京とは

訪問看護師をしていたセンター長の秋山正子さんは、相談相手がなく途方に暮れる多くのがん患者を見てきた。

どう支えるかを模索する中で2008年に英国発祥のマギーズキャンサーケアリングセンターを初めて知り、英国のマギーズを視察。スタッフが友人のように寄り添う姿を見て「病院からも家からも一時離れ、自分自身を取り戻せるこんな居場所が患者には必要」と実感した。

ぜひとも日本にも作りたい。

本格的に動き始めたのは平成26年。20代で乳がんを経験し、患者支援活動をしていたテレビ局記者の鈴木美穂さん(33)と意気投合し、インターネットで出資を募るクラウドファンディングなど資金集めに奔走、設立にこぎ着けた。運営費は全て寄付で賄っている。

この出会いと行動により2年という短期間でオープンさせた。

寄付について↓。

マギーズ東京は、認定NPO法人です。 | マギーズ東京

 

造園家で造園史家でもあったマギー・K・ジェンクス氏は、乳がんが再発し「余命数ヶ月」と医師に告げられた時、強烈な衝撃を受けたといいます。にもかかわらず、次の患者がいるのでその場に座り続けることが許されませんでした。その時、がん患者のための空間がほしい。あと数ヶ月と告げられても生き続ける術はないかと、担当看護師のローラ・リー(現CEO=最高経営責任者)と必死に探したそうです。

 

「自分を取り戻せるための空間やサポートを」 マギーは、がんに直面し悩む本人、家族、友人らのための空間と専門家のいる場所を造ろうと、入院していたエジンバラの病院の敷地内にあった小屋を借りて、誰でも気軽に立ち寄れる空間をつくりました。その完成を見ずに1995年、亡くなりましたがその遺志は、夫で建築評論家のチャールズ・ジェンクス氏に受け継がれました。1996年に、「マギーズキャンサーケアリングセンター」としてオープンしました。

コンセプト | マギーズ東京 より引用

 

マギーズは、乳がんを患った英国人マギー・ジェンクスさん(故人)が「がんに関わる全ての人が利用できる施設を」と呼び掛けて1996年に生まれた。世界約20カ所に広がり、造園家だったマギーさんの意向で、どの施設も緑豊かで開放的な設計だ。予約不要、無料で、看護師や臨床心理士が迎えてくれる。

 

料金はかからず、予約はいらない

「夫のがんが転移していて、主治医が手術はできないと…」。6月のある日。中国地方から来たという50代前後の女性が、大きな木製のテーブルに着くなり泣き崩れた。

センター長が話を聞いていくと「検査数値が悪く、すぐには手術できない」という主治医の説明と、夫の死を直結させて混乱しているようだった。センター長が整理して「治療できないのではなく、今は休養が先決ということでは」と話すと、女性は明るい表情になった。

背中を押す役割

病気、家族、これからの生き方。マギーズのドアをたたく人の悩みは多様だ。

常勤スタッフは、泣いて駆け込んできた女性患者が忘れられない。「一緒に治そう」と言っていた婚約者が、両親の反対で破談を告げてきたといい、2時間ほど話して帰っていった。

「最後は『丸ごと受け止めてくれない人とは幸せになれませんよね』と整理がついたようでした」。

多くの相談者は、話すうちに自ら答えを見つける。

スタッフは「私たちは背中を押すだけ」と口をそろえる。

 

分かち合う医療

国内では年間100万人余りが新たにがんと診断され、人生を左右する判断に直面する。全国のがん診療拠点病院には、治療や就労などの相談に応じる相談支援センターがある。

「病院内でないからこそ話せることもある。中と外の両方に支える場所があることが大切」。

 

東京都江東区のがん研究会有明病院で年に約400人の新規乳がん患者を診る乳腺外科医長は、患者にマギーズを訪ねてみたらと勧めている。病気を受け止め切れない様子だった患者も、マギーズで時間を過ごした後は落ち着くことが多いという。

「いっぱいになってしまったその人の器を、一度空っぽにすることができるようです」。

 「地元にこうした患者支援の場を」と見学に訪れる医療関係者は多い。

 

金沢市の「元ちゃんハウス」

gmk.or.jp

京都市の「ともいき京都」

tomoiki-kyoto.net

のようにマギーズに近い活動をすでに始めた所もある。

「2人に1人ががんになる時代。全国に普及させていきたい」と話している。

 

www.sankei.com

 

www.asahi.com

 

関連事項

「暮らしの保健室」

www.cares-hakujuji.com

www.kosugipluscare.com