脱毛や皮膚の変色などの抗がん剤治療、放射線治療の副作用による外見の変化に悩んでいる患者は少なくない。
こうした外見の悩みに対応する「アピアランス支援センター」を以下に記載する。
アピアランス支援センター
国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)にて、「アピアランス支援センター」が開設されている。
※アピアランスは「外見・容貌」の意味。
同センターは、がんに関わる外見の問題について、最新の知見を提供し、患者の「生きる力」を支えることを目指している。
具体的情報発信
ケアの手引き。
その他、
・帽子の作り方
・運転免許写真について
など情報満載。
男性用アピアランス冊子誕生
「メンズのがん治療。髪とか爪とかプライドとか。」
男性向けのアピアランス(外見)ケアガイドブックです。
アピアランスケアについての情報が少ない男性患者さんに向けた内容ですが、女性の患者さんが読んでも参考になるように制作されています。
外見変化により直面する仕事や人間関係、気持ちや生き方に至る様々な問題への対処についてのヒントが掲載されています。
閲覧用に電子ブック版と、印刷用にPDF版がございます。
「男は黙って悩んでいる」のコピーが秀逸。
どこから情報を仕入れるかが大切
がん患者の9割は、がんになったとき、最初にインターネットで情報収集しているらしい。
同センターは、ネットにおける外見ケア情報約300件が適切な内容かを検証した。
・約4割が正しくない。判断できない。
・高額なサプリをはじめマッサージ器などの購入を勧めるものもあった。
さらには、患者向け冊子も、様々な情報が根拠もないまま掲載されていた。
・患者の生活にマッチしていない。
・症状を考慮していない。
情報も多かった。
国立がん研究センター中央病院が推奨する情報源
がん対策情報センター
AYA世代のがんとくらしサポート
日本対がん協会
キャンサーネットジャパン
全がん連
AYAがんの医療と支援のあり方研究会
東京都保健福祉局
www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp