はじめに
2019年の参議院選挙にて、令和新撰組から2名の議員が当選した。
2名ともに身体に障害があり、自分の意思を身体で表現することが困難な状態にある。
困難な状態にあるにもかかわらず、当選した船後靖彦議員と木村英子議員には、励まされた。
特に船後氏は手足を動かせず、声も出せないため、現在は介護者同伴にて国会議員活動を行っている。
今後は、ロボットを活用して国会議員活動ができないか模索している。
下記にまとめたい。
船後靖彦(ふなご やすひこ)氏について
Wikipediaより引用
41歳の時に異変があり、2000年にALSの診断。
1999年夏(41歳)、突然、箸、歯ブラシ、ペンがうまく握れなくなる。
2000年5月、筋萎縮性側索硬化症 (ALS) の告知を受ける。
人工呼吸器の装着が必要となったときには人生に絶望し、装着せずに死も選ぶことも考えたというが、ピアサポートに生き甲斐を見出し、その後は、創作活動、講演活動を行う。
湘南工科大学非常勤助手、上智大学非常勤講師などとしても活動。
また、看護、介護サービス事業会社「株式会社アース」取締役副社長、サービス付高齢者向け住宅「サボテン六高台」名誉施設長として経営監視も担う。
文字盤への視線動作を介助者に読み取ってもらったり、センサーを歯で噛むことでパソコンを操作し、対話や意思表示をする。
市議会議員選挙にも立候補経験がある。
2014年11月16日執行の松戸市議会議員一般選挙に無所属で立候補するも落選。
2019年7月21日執行の第25回参議院議員通常選挙において、山本太郎が代表を務めるれいわ新選組から比例区特定枠1位として第25回参議院議員通常選挙に立候補。
れいわ新選組は比例区で2議席を獲得し、舩後は初当選を果たした。ALS発症後に出馬して国政選挙に当選した人物は舩後が世界初とみられる。
当選5日後の7月26日、重度障害者に対する重度訪問介護サービスを経済活動中も受けられるよう、木村英子と共に参議院事務局によるヒアリングの場で要望。
また8月11日、議員活動にあたり円滑な意思表明を行うべく、将来的な「分身ロボット」の活用を要望した。
障害の有無を問わず誰もが幸せになれる社会を目指し、障害者に対する偏見を教育を通じて変えていきます。
と意欲的です。(Twitterより引用)
YouTubeで議員活動を報告しています。
このときのコミュニケーションは文字盤を使用し、介助者を通して発言しています。
分身ロボットOriHime(オリヒメ)について
使用例
平将明内閣府副大臣
「議員活動の幅を広げ、ハンディキャップを持つ人も議員になりやすくなる」と意義を強調している。
分身ロボット「タイラくん」に新しい担務が加わりました。まずは議員会館事務所-内閣府副大臣室、蒲田事務所-内閣府副大臣室間での運用を始めます。 pic.twitter.com/tObrTPlzIz
— 平将明 (@TAIRAMASAAKI) 2019年9月19日
分身ロボOriHime(オリヒメ)の紹介
子育てや単身赴任、入院など距離や身体的問題によって行きたいところに 行けない人のもう一つの身体、それが「OriHime」です。
「誰かの役に立つことをあきらめない」
「寝たきりで声を失っても会話できる」
「今の自分に合った働き方ができる」
OriHimeは、距離も障害も昨日までの常識も乗り越えるための分身ロボットです。
提案している企業は、オリイ研究所
かっこいいので、引用しました↓。
実際に使っている方がいました。 www.youtube.com
船越氏もOriHimeを希望している
目の動きで画面上の文字盤で文章を作成する「目線入力装置」のパソコンを活用すれば、オリヒメを通じて発言や挙手など意思表示ができると期待しており、導入を希望している。